インド India

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本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。

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インド:独立記念日前後における安全対策(2010/08/11)
インド:ラダック地方における洪水等の被害に関する注意喚起(2010/08/09)
インド:鉄道を標的としたテロの脅威に対する注意喚起(2010/07/06)
インド:西ベンガル州における鉄道を標的としたテロの脅威に対する注意喚起(2010/05/28)
インド:デリーにおけるテロ事件等の脅威に関する注意喚起(2010/05/02)
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インドに対する渡航情報(危険情報)の発出(2010/05/10)


 ●カシミール地方
  管理ライン付近
    :「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」(継続)
  管理ライン付近及びラダック地域を除く地域
    :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
  ラダック地域
    :「十分注意してください。」(継続)
 ●北東部諸州(マニプール、アッサム、ナガランド、トリプラ、
  メガラヤ各州)
    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
 ●中・東部諸州(アーンドラ・プラデシュ、オリッサ、
  チャッティースガル各州の高原奥地、ジャールカンド、
  ビハールの農村地域)
    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
 ●上記以外のインド全域(首都ニューデリー、コルカタ、チェンナイ、
  ムンバイ等の大都市を含む)
    :「十分注意してください。」(継続)

地図1 
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)インドは着実な経済発展を遂げており、全体的な社会情勢は安定して
  います。
   他方、宗教対立や多民族等の複雑な国内事情もあり、各地でテロ事件
  が発生しています。特に、2008年中には、各地の大都市(ジャイプール
  (5月)、バンガロール(7月)、アーメダバード(7月)、ニューデリ
  ー(9月)等)において、イスラム過激派によるとみられる連続爆破テ
  ロが発生し、多数の一般市民が死傷しました。2008年11月26日には、ム
  ンバイ市内のホテル、レストラン、駅等十数か所で爆破や銃撃による連
  続テロ事件が発生し、165人が死亡、304人が負傷しました。同テロ事件
  の被害者には外国人も多数含まれており、日本人も巻き込まれて死傷者
  が出ています。
   2009年は大規模なテロ事件は発生していませんが、2010年2月13日に
  はマハラシュトラ州プネー市において外国人もよく利用するカフェで爆
  弾テロが発生し、外国人4人を含む17人が死亡、60人以上が負傷(外国
  人12人を含む)する事件が発生しています。また、同年4月17日にもカ
  ルナタカ州バンガロール市内のクリケット競技場において爆破テロが発
  生し、17人が負傷しています。

(2)カシミール地方の管理ライン付近では、2003年以来、インド・パキス
  タン両軍の間で停戦が継続していますが、通常の配備体制が解かれたわ
  けではありません。また、同地方の管理ライン付近とラダック地域を除
  く地域では、約20年間、カシミール地方のパキスタンへの併合等を目指
  す過激派の活動が続いており、これら過激派によるテロ事件が多発して
  います。また、ジャンム・カシミール州においては、2008年8月、ヒン
  ドゥー教徒(ジャンム市に多い)とイスラム教徒(スリナガル市に多
  い)の対立が反政府運動へと発展し暴動によって死傷者が出る事件も発
  生しています。

(3)北東部諸州(マニプール、アッサム、ナガランド、トリプラ、メガラ
  ヤの各州)では、インドからの分離独立等を目指す過激派が多数活動し
  ており、多くの地域は外国人立入制限区域となっています。

(4)中・東部諸州(アーンドラ・プラデシュ、オリッサ、チャッティース
  ガル各州の高原奥地、ジャールカンド、ビハールの農村地域)では、
  「ナクサライト」と呼ばれる武装集団による治安部隊や公共施設等への
  襲撃事件が続いており、最近はその活動が顕著になっています。

2.地域情勢
(1)カシミール地方
 (イ)管理ライン付近
   :「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」
    2003年月以来、インド・パキスタン両軍の間で停戦合意が継続して
   おり、軍事衝突の可能性は低くなっています。しかし、通常の配備体
   制が解かれたわけではなく、パキスタン側から侵入してくる武装テロ
   リストとインド陸軍との交戦が発生しています。2010年3月1日には、
   プーンチ地区のインド陸軍の基地に対しパキスタン軍がロケット弾を
   打ち込んだことから、2時間余りの銃撃戦が発生する等、パキスタン
   側の挑発行為にインド側が応戦する事件が後を絶ちません。

    つきましては、同地域に滞在中の方については、安全な場所へ退避
   するとともに、同地域への渡航に関しては、目的の如何を問わず、情
   勢が安定するまでの間、延期してください。

 (ロ)管理ライン付近及びラダック地域を除く地域
   :「渡航の延期をお勧めします。」
    上記(イ)のとおり、インド・パキスタン両軍による銃撃戦が頻発
   しています。また、カシミール地方では約20年以上にわたってパキス
   タンへの併合等を目指す過激派による爆弾テロ事件、これら過激派と
   インド軍、治安当局との銃撃戦が頻発し、多数の住民が巻き込まれて
   います。
    インド政府の公式発表では、2009年のジャンム・カシミール州にお
   けるテロ発生件数は前年比30%減少となっていますが、依然として高
   水準で発生しており治安部隊員や民間人が多数死亡しています。2010
   年1月6日、州都スリナガル市中心部ラルチョウクにおいて、テロリス
   トが中央予備警察隊(CRPF)の衛所へ手榴弾を投げつけ、自動小銃で
   発砲した後近くのホテルへ駆け込んだことから銃撃戦となり、警察官
   1人が死亡、CRPF隊員13人が負傷しています。また、同年3月31日には
   同州南部の森林地帯で過激派と治安部隊の激しい戦闘があり8人が死
   亡する等、厳しい治安情勢が続いています。

    つきましては、管理ライン付近及びラダック地域を除く地域への渡
   航に関しては、目的を問わず渡航を延期するようお勧めします。

 (ハ)ラダック地域
   :「十分注意してください。」
    レー市及びその周辺のラダック地域の治安は比較的安定しています
   が、2006年には、レー市のモスクで引きちぎられたコーランが発見さ
   れたことに端を発し、イスラム教徒と仏教徒が激しく衝突し、事態収
   拾のため陸軍が派遣される事件が発生しました。治安は比較的安定し
   ていますが、仮に情勢が変化した場合に迅速に対応できるよう、滞在
   中は報道等に留意し、最新の情報を入手するよう努めてください。ま
   た、レー市への訪問に際しては、陸路を避け空路を利用するようお勧
   めします。

(2)北東部諸州(マニプール、アッサム、ナガランド、トリプラ、メガラ
  ヤ各州)
  :「渡航の是非を検討してください。」
 (イ)マニプール州では、インドからの分離独立を目指す複数の過激派グ
   ループが軍・治安当局との銃撃戦、村落への襲撃、要人を狙った誘拐
   等を行っています。厳しい治安情勢に対処するため、同州等には、治
   安部隊の隊員に特別の権限を付与する法律が適用されています。2010
   年2月18日、チャンデル地区において、アッサム・ライフル治安部隊
   と過激派が銃撃戦となり、過激派5人が死亡し、AKライフルや弾薬、
   手榴弾等多数の武器が押収されています。また、同年3月7日には州都
   インパール市においても治安部隊員が過激派とみられる者に殺害され
   ています。
    なお、マニプール州においては、外国人の入域が制限されており、
   インド政府から入域許可を取得する必要があります。

 (ロ)アッサム州においては、インドからの分離独立を目指すアッサム解
   放統一戦線(ULFA)やボドランド民族民主戦線(NDFB)などの過激派
   が、軍や治安部隊との銃撃戦や、州内の各地で市場、警察署、変電所、
   精油所、パイプラインなどの施設を標的とした爆弾テロ事件を起こし
   ています。
    2009年11月22日、同州ナルバリ地区の中心部でバイクに仕掛けられ
   た爆弾が連続して爆発し7人が死亡、55人が負傷しています。また、
   2010年3月4日にはダラン地区において治安部隊と過激派「ベンガルの
   トラ」(BTF)との銃撃戦で4人が死亡しています。同日にはウダルグ
   リ地区においてもボドランド民族民主解放戦線(NDFB)と治安部隊と
   の銃撃戦が発生し3人が死亡しています。
    アッサム州では引き続き過激派の活動が活発に推移していますので、
   注意が必要です。

 (ハ)ナガランド、トリプラ、メガラヤの各州では、国防・治安上の理由
   から、外国人の入域が厳しく制限されています。また、分離独立等を
   掲げる過激派が治安部隊や敵対するグループを攻撃したり、身代金目
   的の誘拐事件等を起こしています。
    ナガランド州では、2007年に中央政府とナガランド民族社会主義協
   議会イサク・ムイヴァー派(NSCN-IM)が停戦期限の延長に合意して
   います。他方、NSCNの派閥同士の衝突事案が2008年に244件発生して
   おり、双方に死傷者が出ています。
    トリプラ州政府は、同州において2004年1月から2007年1月までに過
   激派により一般市民171人が殺害され、183人が負傷、197人が誘拐さ
   れたと公式発表しています。また、2008年10月には、トリプラ州都ア
   ガルタラ市中心部の混雑している市場やバス停において、爆弾テロが
   発生し、76人が負傷しています。
    また、メガラヤ州においては、アチック民族解放戦線、メガラヤ人
   民解放戦線、統一アチック民族戦線等の過激派が略奪や誘拐事件等を
   引き起こしていることが報道されています。

 (ニ)インド政府の公式発表によれば、北東部諸州における2009年のテロ
   発生件数は前年比17%減少していますが、依然として高水準で発生し
   ており、治安部隊員や民間人306人が死亡しています。これらの地域
   への渡航に関しては、その是非を含め自らの安全につき真剣に検討を
   行い、渡航する場合には、最新の情報の入手に努め、在インド日本国
   大使館とも連絡を取りながら事態の急変に備える等、十分な安全対策
   を講じてください。

(3)中・東部諸州(アーンドラ・プラデシュ、オリッサ、チャッティース
  ガル各州の高原奥地、ジャールカンド、ビハールの農村地域)
  :「渡航の是非を検討してください」
   これらの地域では、「ナクサライト」と呼ばれる極左武装勢力の強い
  影響が見られます。ナクサライトは、治安当局や警察に対する襲撃や暗
  殺、反対派住民の殺害、鉄道駅等の爆破のほか、民衆からの強制的な資
  金徴収、ゼネストの呼びかけなどの活動を展開しています。
   ナクサライトの最大組織であるインド共産党マオイスト派(CPI-M)
  は、ネパール国境からインド中南部の17州の森林地帯を中心に浸透し、
  その活動による被害も拡大しています。インド内務省は、2009年(1月
  〜10月)にナクサライトによるテロで民間人や治安部隊員742人が死亡
  したと発表しています。
   2010年4月6日、チャッティースガル州ダンテワダ地区において中央予
  備警察隊パトロール部隊がナクサライトから二度の待ち伏せ攻撃を受け、
  警察官75人が死亡、7人が負傷するという事件が発生しています。

   これらの地域への渡航に関しては、その是非を含め自らの安全につき
  真剣に検討を行い、渡航する場合には、最新の情報の入手に努め、在イ
  ンド日本大使館とも連絡を取りながら事態の急変に備える等、十分な安
  全対策を講じてください。

(4)西部諸州(グジャラート、ラジャスターン、パンジャーブ各州)
  :「十分注意してください。」
   インド政府は、2002年、これらの州のパキスタン国境沿いに配備され
  ている部隊の撤退を発表し、戦時配置から平時配置に戻しました。
   インド・パキスタン間の交通機関についても、順次再開され、2006年
  には、アムリトサル・ラホール間を結ぶバス路線や、ムナバオ・コクラ
  パール間の鉄道・バス路線が開通しました。
   インドとパキスタンの陸路による往来は、現在主にパンジャーブ州の
  ワガー国境で行われていますが、最近のパキスタンにおける治安情勢の
  悪化から、インド側国境のアターリ近郊の村にもパキスタン側からロケ
  ット弾が打ち込まれる事件が発生する等しており、アムリトサルを含む
  ワガー国境への渡航は十分な注意が必要です。
   ほかにもこれら諸州では次のような事件が発生しています。
   2008年5月、ラジャスターン州ジャイプール市内の寺院や市場など6か
  所で7回の連続爆弾テロが発生し、80人が死亡、150人以上が負傷してい
  ます。また、同年7月にはグジャラート州アーメダバードの市場や駅等
  11か所において16回の連続爆弾テロが発生し、45人が死亡、160人以上
  が負傷しています。パンジャーブ州においても、2007年10月、ルディア
  ナの映画館で連続2回の爆発があり、7人が死亡、40人が負傷する事件が
  発生しています。

(5)上記(1)〜(4)以外のインド全域
  :「十分注意してください。」
   インド各地では下記の通りテロ事件が発生しています。また、テロの
  予告やテロ未遂事件摘発等の報道も多く、テロの脅威は常に存在してい
  ます。他方、テロ攻撃の対象もいわゆるソフト・ターゲットである比較
  的警戒の緩い宗教施設や商業地区等に広がっており、最近の傾向として
  外国人がよく利用するような場所もターゲットとなっているので注意が
  必要です。
 (イ)西部の商業都市ムンバイでは、2008年11月に、市内のホテル、レス
   トラン、駅等十数か所で、無差別銃撃や手榴弾による連続テロ事件が
   発生し、165人が死亡、304人が負傷しました。テロリスト・グループ
   がホテル2か所やユダヤ人施設を占拠し、人質多数を取って長時間立
   てこもり、事件は3日間続きました。この事件では、外国人も多数死
   傷しており、日本人2人も巻き込まれて死傷しています。2009年2月に
   は、カシミール過激派LeTのパキスタン人メンバー多数が本件に関与
   したとして起訴されています。
 (ロ)2010年2月13日、マハラシュトラ州プネー市内にある外国人が多く
   利用するカフェーにおいて、爆弾が爆発し、外国人を含む17人が死亡、
   60人以上が負傷しています。この事件ではイスラム過激派が犯行声明
   を出しています。
 (ハ)首都ニューデリーでは、2008年9月、コンノート・プレース中央公
   園、グレーター・カイラッシュ(GKI)のMブロック・マーケット、カ
   ロルバクのガファル・マーケットにおいて連続5回の爆弾テロが発生
   し、報道によれば、22人が死亡、90人以上が負傷しています。
 (ニ)2006年3月、ヒンドゥー教の聖地で、多くの日本人旅行者も訪れる
   ウッタルプラデシュ州ヴァラナシのサンカトモチャン寺院(通称ハヌ
   マン寺院)、カントンメント駅構内及び同駅に停車中であった急行列
   車車内で連続して爆発が発生し、20人以上が死亡、多数の負傷者が出
   ました。この事件では、パキスタンでカシミール過激派と共に軍事訓
   練を受けたとされるモスクの導師他が後に被疑者として逮捕されまし
   た。
 (ホ)IT産業の中心都市として有名なバンガロール市では、2008年7月、
   人で混雑する市内8か所において連続爆弾テロが発生し1人が死亡、7
   人が負傷しており、LeTとインド学生イスラム運動(SIMI)の関与が
   疑われています。また、現時点では事件の背景は不明ですが、2010年
   4月17日、同市内クリケット競技場の敷地付近で連続して爆発があり
   17人が負傷する事件も発生しています。
 (ヘ)2007年2月に、デリー発の国際急行列車サムジョータ(パンジャー
   ブ州アターリを経てパキスタンのラホール行き)がテロによる爆発で
   炎上し、67人が死亡、15人が重傷を負う事件が発生しています。鉄道
   で移動する場合も一層の注意が必要です。
 (ト)西ベンガル州ダージリン丘陵においては、「ゴルカランド」地域を
   西ベンガル州から分離し、インド国内の一州として認めるよう要求し
   ている「ゴルカランド人民解放連合」が、これまで州政府及び中央政
   府との交渉の過程で、断続的にゼネストを実施しており、観光客の交
   通手段に影響が出るなどしています。
 (チ)デリー、ムンバイに限らず、チェンナイ、バンガロール、コルカタ
   等の大都市にもテロの脅威は存在しますので、十分な注意が必要です。
   テロの標的となりうる軍関係施設、その他政府の重要施設等危険な場
   所には近づかない、市場、ショッピング・センター、宗教関連施設等
   多数の人が集まる場所は極力避け、用事がある場合にはできるだけ短
   時間で済ませる等、一層慎重を期す等の対策を講じてください。高級
   ホテル等外国人が集まる場所についても、警備状況に注意し、混雑す
   る時間帯を避ける等の対策を心掛けてください。また、公共交通機関
   の利用や繁華街等への外出等が必要な場合には、不審車両や不審物の
   有無等周囲の状況に注意を払うなどを心掛けてください。また、不測
   の事態に巻き込まれないよう、最新の関連情報の収集に努めるととも
   に、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切
   な安全対策を講じられるよう心掛けてください。

3.滞在にあたっての注意
  渡航先の治安情勢について報道等に注意を払うとともに、外務省、在イ
 ンド日本国大使館、在ムンバイ、在コルカタ、在チェンナイ、在バンガロ
 ールの各日本国総領事館・駐在官事務所、現地関係機関等より最新情報を
 入手するよう努めてください。
  なお、渡航に際しての注意事項の詳細、主要都市の犯罪傾向については
 《安全対策基礎データ》を御参照ください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
   日本人旅行者の犯罪被害で最も多いのが、窃盗(スリや置き引き)で
  す。
 (イ)被害防止のために、次のような対策が必要です。
  (a)深夜の出入国を避ける。
  (b)空港や駅で声を掛けてくるタクシーには絶対に乗らない。
  (c)外出の際には、不審者(物)の確認など身の回りの安全に十分注
    意する。
  (d)夜間の外出はタクシーやオートリキシャの利用は極力避ける。
  (e)クレジット・カードの使用は、信頼のおける店舗に限るとともに、
    サインをする前に必ず通貨の単位や金額を確認する。
  (f)女性は、肌の過度な露出を控えるとともに、一人旅は危険なので
    避ける。旅行中に現金を奪われた上に性的暴力(含む未遂)に及ぶ
    事件も発生しています。
  (g)列車内等での睡眠薬強盗が発生しているため、見知らぬ者や親切
    を装う者から飲食物をもらわない。また、列車内での置き引き等の
    被害も多発しているので、荷物等から常に目を離さないよう注意す
    る。
  (h)旅先で知り合った親切めいたインド人から自宅や友人の家に誘わ
    れても、無警戒について行かない。
  (i)不測の事態に巻き込まれないよう集会や不審車両には近寄らない。
 (ロ)旅行制限、写真撮影の制限に関する注意
    インド国内には、国防・治安上の必要性から、外国人の入域を制限
   している保護地域や制限地域があります(立ち入りには、内務省の許
   可が必要です)。また、空港、軍事施設、港湾、橋、ダム等は、写真
   撮影が禁止されています。
 (ハ)インド各地において爆弾テロ事件が発生していますので、テロ関連
   情報に十分留意の上、安全対策につき再度確認してください(2008年
   6月26日付け広域情報「爆弾テロ事件に関する注意喚起」及び累次の
   「スポット情報」やパンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」をご
   参照ください)。

(2)観光旅行者向けの注意事項
 (イ)悪質な旅行会社、タクシーやオートリキシャへの注意
    空港やデリー駅に着いた観光客に声をかけ、自分の知り合いの悪徳
   旅行社へ連れて行き、法外な値段でツアーに参加させる事案や、カシ
   ミール(スリナガル)の観光案内をしてあげると称して遠隔地に連れ
   て行き、高額の費用を支払いを強要する事案が多発しています。空港
   のプリペイド・タクシーは、これらに比べれば安全といえますが、追
   加的に料金を要求するドライバーもいるため注意が必要です。空港や
   駅などからの車は、ホテルのハイヤーを予約する、インド政府観光局
   に申し込む、現地受け入れ先がある場合はあらかじめ依頼するなどの
   方法をお勧めします。
    また、ツアーの契約を結ぶ場合は、一流ホテル等の紹介による信頼
   のおける旅行社をお勧めしますが、旅行日程表、見積書を作成させ、
   契約書にサインする前には内容を十分確認するとともに、必ず領収書
   を取るようにしてください。契約金額に疑問がある場合や、領収書の
   発行を渋るような業者とは絶対に契約しないでください。また、イン
   ド政府観光局を騙るニセ業者の被害もあるので注意してください。
 (ロ)観光地における日本人の被害
    タージ・マハルのあるアグラ、ラジャスターン州のジャイプールや
   ヒンドゥー教の聖地として有名なヴァラナシ(ベナレス)、コルカタ
   (カルカッタ)、ゴアなどの観光地では、カード詐欺、カード賭博詐
   欺、麻薬犯罪、強盗傷害事件、強引な物売り、宝石や絨毯を使ったク
   レジット・カード詐欺などに日本人が巻き込まれるケースが多発して
   いますので注意が必要です。また、南部の主要都市チェンナイ(マド
   ラス)でも、観光客の増加に伴い、駅、空港、市内の繁華街での置き
   引きが増加しています。混み合った列車やバスの中ではスリも多く、
   バッグをカッター等で切り裂かれ金品を盗まれる被害も発生しており、
   貴重品等はハードケースに保管するようお勧めします。
 (ハ)麻薬所持等に対する取締りの強化
    最近、日本人旅行者がガンジャー(マリファナ)、チャラス(ハシ
   シ)等の麻薬類の所持、密輸容疑で逮捕されたり、急性麻薬中毒が原
   因と思われる死亡事件、また、麻薬の影響で異常な行動をとっている
   との通報が大使館・総領事館に寄せられるケースが増加しています。
   インドには、麻薬所持に関し、密告による報奨金制度があり、これを
   悪用して麻薬を売った相手を警察に通報して報奨金をもらうという事
   例も報じられています。
    麻薬犯罪に対する量刑は、単なる所持の場合でも、罰金に加え10年
   から20年の懲役刑に処せられることがあります。麻薬には絶対に手を
   出さないようにしてください。
 (ニ)海外旅行保険への加入
    インドは感染症の宝庫といわれていますが、インド滞在中に体調を
   崩したり、病気や事件・事故などのため病院を利用する方が年々増加
   しています。デリーをはじめ主要都市の一部の病院では本邦と同程度
   の治療は可能ですが、高度な手術や設備が整った施設への搬送が必要
   になった場合には、シンガポール、タイ等への移送ないしは本邦への
   帰国が必要となる場合があります。万一、保険に加入していない場合
   には高額な費用を自己負担(しかも前払い)しなければなりません。
   インドに渡航する場合(特に個人旅行者)には、緊急移送サービスを
   含む海外旅行保険への加入は必須と考えてください。
 (ホ)パスポートの紛失・盗難等について
    インド旅行中に不注意から現金や貴重品、旅券等を紛失・盗難され
   る事例が増加しています。最寄りの大使館や総領事館等でパスポート
   や「帰国のための渡航書」の発給を受けた後、出国予定の空港等を管
   轄する外国人登録事務所(FRRO)で出国許可(Exit Permit)を取得
   する必要がありますが、インド入国時の空港と出国の空港に相違があ
   る場合は出国許可取得に何日も待たされる等の事例も発生しています。
   旅行中は現金や貴重品、旅券の管理を厳重にするよう注意してくださ
   い。
 (ヘ)睡眠薬強盗への注意喚起
    最近、デリー等で、睡眠薬強盗の被害に遭い、気を失って病院に運
   び込まれる例(特に若い単身の邦人旅行者)が増加しています。使用
   される睡眠薬は非常に強力で、2日程度意識が戻らない場合もありま
   す。旅行中は、親切を装って声を掛けてくる者から飲み物(チャイや
   ジュース等)や食べ物(クッキー、ビスケット等)を勧められたり、
   食事等に誘われた場合には、はっきりと断るようお勧めします。
 (ト)女性の一人旅への注意喚起
    デリー、アグラ、ジャイプール、ガヤ等で邦人女性旅行者が性的暴
   行を受けた上、現金や貴重品も奪われるという被害事例が発生してい
   ます。インドの犯罪の中でも女性への性的暴行は高い水準で発生して
   います。可能な限り女性の一人旅は避け、夜間の単独行動等は取らな
   いようお勧めします。

(3)長期滞在者向けの注意事項
 (イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
   で、到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館または総領事館に「在留
   届」を提出してください。
    また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、あるいはインドを
   去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出てください。
    なお、在留届は、在留届電子届出システム(ORRネット、
    http://www.ezairyu.mofa.go.jp)による登録をお勧めします。また、
   郵送、FAXによっても行うことができますので、最寄りの大使館また
   は総領事館まで送付してください。
 (ロ)外出中に暴動など不測の事態が発生した場合には、自宅や職場(旅
   行者の場合はホテル)等安全な場所に行き、事態が沈静するまで待機
   してください。また、近くにある日本国大使館または総領事館に連絡
   してください。

(4)隣国のパキスタン、バングラデシュ、ネパール、ブータン、中国にも
  それぞれ危険情報が発出されていますので、それらについても御注意く
  ださい。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3100
 ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在インド日本国大使館
  住所:50-G, Chanakyapuri, New Delhi, India
  電話: (91-11) 2687-6564、2687-6581〜3
  月〜金:09:00〜17:30
  FAX : (91-11) 2688-5587
  勤務時間外:上記電話番号に同じ
  ホームページ: http://www.in.emb-japan.go.jp/
 ○在コルカタ日本国総領事館
  住所:55, M.N. Sen Lane, Tollygunge, Kolkata, West Bengal
  電話: (91-33) 2421-1970
  月〜金:09:00〜17:00
  FAX : (91-33) 2421-1971
  勤務時間外:上記電話番号に同じ
 ○在ムンバイ日本国総領事館
  住所:No.1, M.L. Dahanukar Marg, Cumballa Hill, Mumbai,
      Maharashtra
  電話: (91-22) 2351-7101〜6
  月〜金:09:30〜17:30
  FAX : (91-22) 2351-7120
  勤務時間外:上記電話番号に同じ
  ホームページ: http://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/
 ○在チェンナイ日本国総領事館
  住所:No.12/1, Cenetoph Road, 1st Street, Teynampet, Chennai,
      Tamil Nadu
  電話: (91-44) 2432-3860〜3
  月〜金:09:00〜17:00
  FAX : (91-44) 2432-3859
  勤務時間外:上記電話番号に同じ
 ○在バンガロール出張駐在官事務所
  住所:1st Floor, Prestige Nebula No.8-14, Cubbon Road,
      Bangalore, Karnataka
  電話: (91-80) 4064-9999、 (91-80) 4166-0111〜3
  月〜金:08:30〜17:15
  FAX : (91-80) 4166-0114
  勤務時間外:上記電話番号に同じ



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