送信日時:2005/01/07
情報種別:広域情報
本情報は2005/02に失効しました。

スマトラ沖大地震及びインド洋津波被害(被災地域入りされる方の健康管理)
本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
 2004年12月26日に発生したスマトラ沖大地震及びインド洋津波により、イン
ド洋沿岸各国に甚大な被害がもたらされました。世界保健機関(WHO)では、被
害の大きかった地域では安全な飲料水の不足や下水処理施設などへの被害から
の衛生状態の悪化、避難民のキャンプの密集した状況などから感染症発生のリ
スクが高まっているとの警告を出しています。
 これらの地域、特に被災地域に渡航、滞在する方は以下の点についてご注意
 下さい。

(1)ワクチン
   外務省ホームページの在外公館医務官情報
  (トップページ > 渡航関連情報 > 在外公館医務官情報
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html )に国別・地域別に
  接種することが望ましい予防接種を掲載しています。被災地域でも接種す
  べきワクチンの種類は原則として通常と変わりませんので、現地に渡航す
  るにあたって通常必要とされているワクチンの接種をおすすめします。特
  にA型肝炎、B型肝炎、破傷風は可能な限り接種をして下さい。これらの接
  種を済ませてある方でも、接種後数年以上経過している場合は追加接種を
  行って下さい。

   なお、予防接種に関する情報は
  厚生労働省検疫所ホームページ( http://www.forth.go.jp )にも掲載さ
  れていますのでご覧下さい。

(2)現地での服装等
 ・現地は高温多湿で日差しも強いので、帽子を被り、風通しの良い衣類を準
  備しましょう。

 ・被災地域の後かたづけを行う場合は、素手で行わず、ビニール手袋をつけ
  るなどして皮膚を保護して下さい。軍手の上から手袋をつければ、傷もあ
  る程度予防できます。埃が立つ場所ではマスクやゴーグルも是非着用して
  下さい。ヘリコプターが巻き上げる水埃にも注意しましょう。

 ・現地では雨期に入り水たまりが増えて、蚊が繁殖しやすい環境になりまし
  た。これからマラリアやデング熱など蚊に刺されて感染する感染症が流行
  する心配があります。蚊に刺されないよう、衣類は長袖、長ズボン、靴下
  着用とし、防虫スプレーやローション(DEET)を併用して下さい。マラリ
  アを媒介する蚊は夕方から夜間、デング熱を媒介する蚊は昼間に活動が活
  発になります。マラリアとデング熱については外務省ホームページの在外
  公館医務官情報の中にも掲載していますのでご覧下さい。

 ・今後ネズミが大量発生すれば、レプトスピラ症の発生も危惧されます。ネ
  ズミの尿で汚染された淡水から、経口的に、あるいは粘膜や皮膚の傷口を
  介して感染します。特によどんだ水には接触しないようにして下さい。

(3)飲料水や食べ物について
 ・飲用にはミネラルウォーターをご利用下さい。ミネラルウォーターの入手
  が困難な場合は天水(屋根から直接タンクへためた雨水)を沸騰させてか
  ら飲用して下さい。手洗いやシャワーの水にも注意しましょう。

 ・ウイルス性肝炎、腸チフスなどの経口感染症に注意しましょう。また、自
  然災害後に沿岸部でとれた魚を食べることでシガテラ中毒(※注)を起こ
  すことがあります。

 ※注:シガテラ中毒
   海底の藻が津波で巻き上がり、それを食べた魚の体内に毒素がたまるこ
  とがある。ふぐの毒のような神経系の毒で、致死性はないが、長期に渡っ
  て神経系統に異常をきたす(特に温度感覚)。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局政策課(医療情報)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850、5046
 ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/
別添資料
なし


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